冬至は民間に大切され、小正月と呼ばれ、「冬至、お正月のごとく」とも言う。昔、冬至の日に、店、手工業の工場、私塾いずれも休みになった。当日、先祖を祭祀するために、家族団欒になる。食事の時、必ず葱と豆腐と一緒に煮た料理を食べた。「ゆとりあり、たっぷりと実りがあり、無事である」という意味が潜んでいるからである。また、冬至の日から、厳冬の「九天」(冬至から数えて9日間ごとを一つの「九」とし、九つの「九」まで数えること。「九天」は1年中で最も寒い時期)に入る。「一つ、二つの九には、寒くなり、手を懐に挿しいれ、三つ、四つの九には、寒くてたまらなく、豚や犬が凍死し、五つ、六つの九には、川に沿って柳が芽生え、七つの九は63日間になり、道を行く人が薄い衣を着替え、九つの九は81日間になり、農夫が畑仕事を始める」という諺が伝わっている。秦淮の人々は「九」ごとに年が取っている雌の鶏を煮込んで、スープを作って食べる習慣がある。