王導謝安記念館

王導謝安記念館は南京夫子廟秦淮河南岸の烏衣巷にある。この記念館は六朝時代の文化芸術と王家・謝家という二つの大家族の家柄を展示するために建てられたのである。記念館には來燕堂や鑑晋楼などの建築があり、六朝時代の文物が陳列されている。その前身は東呉都城建鄴禁衛軍の兵舎であった。当時の兵士は皆黒い服を着ていたので、「烏衣」を巷の名前とした。今の巷にはまだ「烏衣井」と呼ばれる井戸がある。東晋の時代には、烏衣巷は朝廷の貴族や高官の住み所なので、巷内の立派な屋敷はずらりと並んでいた。今でもその遺跡が見られる。六朝時代の名門の王家と謝家の代表的な人物はここに住んでいた。唐の時代の劉禹錫はここを訪ね、「朱雀橋辺野草花、烏衣巷口夕陽斜。旧時王謝堂前燕、飛入尋常百姓家」という名詩を書いたことがある。
 
アドレス：烏衣巷1号
電話番号：025-52231693
入場券の料金：8元/名
営業時間：9：00～22：00
開放期間：一年中 
交通路線：地下鉄1号線に乗り、三山街駅で降りる。又は地下鉄3号線に乗り、夫子廟駅で降りる。又は1、2、202、4、7、14、31、40、33、44、49、81、87番バスなどに乗り、夫子廟あるいは長楽路バス停で降りる。