梁武帝と焚衣街

中華路は六朝故都の有名な苑路(外御道)で、焚衣街です。これは梁武帝がここで齊東昏侯蕭宝巻の豪華な衣服を焼いたことから得られた名である。『景定健康志』の記載によりますと、齊東昏侯は四種類の冠、五彩の衣服をつくり、一ヶ月間に20回余りは出て、朝出て夜三更に帰って、夜出て夜明けに帰ったが、梁武帝は襄陽から出兵して、東昏侯を廃棄して、62種類の豪華でみだらな衣服を御街で燃やしたというので、後代の人はそこを焚衣街と呼んできた。衣服を燃やすその日、健康城内は町中総出でにぎわって、総出になって、御道の両側は見回す人の群れがぎっしり詰まります。御道の上空は数十歩ごとに一件の五色の衣服に掛けて、皇宮から朱雀橋まで繋がっています。梁武帝が指令を与えると、兵士はたいまつを挙げ始めて服を点火します。火炎のあけることに従って、御道の両側は庶民の喜び笑う声が鳴り響きました。その時から、みだらな風はある程度抑えられ、後代の人もそのために、御街の別称を焚衣街にします。宋代の詩人はこれに感触があって、『焚衣街』と言う詩を作りました。「玉指にて五彩の衣服を自ら裁つ、尚方工作はきわめて繊奇。国が滅びはすべてこれにより、熱向通衢了不遺」。